ヨブ記 21章

Job 章 21
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34節
22章
1

ヨブは答えた。

2

私の言い分をよく聞いてくれ。 それを、あなたがたから私への慰めにしてくれ。

3

まず、この私が話すのを許してくれ。 私が話し終わってから、あなたは嘲るがよい。

4

この私の不平は人に向かってであろうか。 なぜ、私が苛立ってはならないのか。

5

私の方を向いてくれ。驚き恐れよ。 そして手を口に当てよ。

6

私はそのことを思い出すとおびえ、 戦慄でからだが震える。

7

なぜ悪しき者が生きながらえて 年をとっても、なお力を増し加えるのか。

8

その子孫は彼らとともにあって、 彼らの前に堅く立ち、 その末裔は彼らの目の前に堅く立つ。

9

彼らの家は平和で恐れもなく、 神のむちが彼らの上に下されることもない。

10

その雄牛は、はらませて失敗することがなく、 その雌牛は、子を産んで仕損じることがない。

11

彼らは幼子たちを羊の群れのように自由にさせ、 彼らの子どもたちは飛び跳ねる。

12

彼らはタンバリンや竪琴に合わせて歌い、 笛の音で楽しむ。

13

幸せのうちに寿命を全うし、 安らかによみに下る。

14

彼らは神に向かって言う。 「私たちから離れよ。 私たちは、あなたの道を知りたくない。

15

全能者とは何なのか。 私たちが仕えなければならないとは。 どんな益があるのか。 私たちが彼に祈り願ったところで」と。

16

見よ、彼らの繁栄はその手の中にはない。 悪者のはかりごとは、私とは何の関係もない。

17

幾たび、悪者どものともしびが消え、 破局が彼らの上に臨み、 神が怒って彼らに滅びを分け与えられることか。

18

彼らは風の前の藁のようではないか。 つむじ風が吹き散らす籾殻のようではないか。

19

神がそのような者の子らのために、 わざわいを秘めておられるというのか。 その人自身が報いを受けて、 思い知らなければならないのだ。

20

その人自身の目が自分の滅びを見、 自分が全能者の憤りを吞まなければならない。

21

自分の日数が限られているのに、 なぜ自分の後の家のことを気にかけるのか。

22

人が神に知識を教えようとするのか。 神は、高ぶる者たちにさばきを下されるのだ。

23

ある者は元気盛りの時に死ぬ。 全く安らかに、平穏のうちに。

24

そのからだは脂ぎって、 骨の髄まで潤っている。

25

しかし、ある者は苦悩のうちに死ぬ。 幸せを味わうこともなく。

26

両者はともに土のちりに伏し、 うじ虫が彼らをおおう。

27

確かに私は、あなたがたの計画を知っている。 私を不当に扱おうとする企みを。

28

あなたがたは言う。 「高貴な人の家はどこにあるか。 悪しき者たちが住んだ天幕はどこにあるか」と。

29

あなたがたは道行く人たちに尋ねなかったのか。 彼らの証しをよく調べたことはないのか。

30

悪人がわざわいの日を免れ、 激しい怒りの日から連れ出されるというのか。

31

だれが面と向かって、 彼の行くべき道を告げることができるのか。 彼がしたことに対して、 だれが報いることができるのか。

32

彼は墓場に運ばれ、 その塚の上には見張りが立てられる。

33

谷の土くれは彼には快く、 すべての人間が彼の後について行き、 彼の先には数えきれない人がいる。

34

それなのに、どうしてあなたがたは 空しいことばで私を慰めようとするのか。 あなたがたの応答は、不信実以外の何でもない。