1. その晩はそこに泊まるつもりだったのです。病人のために祈っていて、帰りが遅くなりました。それで母のところに立ち寄ったのです。
母と少し話をして、それから床に入りました。
しばらくして、私は目を覚ましました。どうしても落ち着いて休めなかったのです。
皆さん、そんな落ち着かない夜を経験したことがありますか?
もしあなたがクリスチャンなら、気をつけなさい。それは神様があなたに取り扱っておられる時かもしれません。
私は起き上がって、部屋の中を歩き回っていました。
すると重荷のようなものを感じました。「どこかで誰かが病気で、私に祈ってほしいと願っているのかもしれない」と思ったのです。
ひざまずきましたが、どうしても祈り抜くことができませんでした。
しばらくそのままでした。
やがて部屋の向こうを見た時――
女性の皆さん、洗濯物を取り込んで、椅子の上に山のように積んだことはありませんか?
あれは私の母の姿です。
そして彼女は裸足でアイロンをかけるのです……。
もし今こんなことを言っているのを母が知ったら、またあの格子柄のエプロンで私をひっぱたくでしょうね。
でも私は何度も見たのです。
かわいそうな母が、裸足で立ち、アイロンを握って、黙々とアイロンをかけている姿を。
2. そこに白いものが見えたのです。
それが、だんだん私のほうへ近づいてきました。
よく見ると、椅子ではありません。何か白いものが動いているのです。
そして……私がそれの中に入っていったのか、それが私の中に入ってきたのか、わからないのですが――
気がつくと、私は荒れ野のような所を歩いていました。
どこかで子羊が「メェー、メェー」と鳴いているのが聞こえました。
小さな子羊の鳴き声を聞いたことがありますか?
あれは、この世でいちばん哀れな声の一つです。
その子羊が鳴いていたのです。
私は言いました。
「かわいそうに。探してみよう。」
そして藪のほうへ歩いていきました。
近づくにつれて、気づいたのです。
それは子羊ではありませんでした。
人間だったのです。
その声はこう叫んでいました。
「ミルタウン……ミルタウン……」
私はその地名を、生まれてこのかた一度も聞いたことがありませんでした。
やがて我に返り――
次の水曜日の夜、教会に行ってから、皆に尋ねました。
「ミルタウンって、どこか知っている人いますか?」
誰も知りませんでした。
3. 「ミルタウンがどこか知っている人はいませんか?」
すると、ジョージ・ライト兄弟という方がいました。
幕屋(タバナクル)に通っている皆さんの中には、ご存じの方も多いでしょう。
彼が言いました。
「はい、ブラナム兄弟。ここから南へ三十五マイルほど下った所です。」
「私はその近くに住んでいますよ。」
私は言いました。
「今度の土曜日に行きます。神様が私をミルタウンへ行かせようとしておられるのです。あそこに、困っている人がいます。」
彼は言いました。
「小さな町ですよ。南のほうにある、五百人か千人ほどの町です……」
私は答えました。
「とにかく、行きます。」
4. 角で道が曲がっているところにある食料品店に入ったのを覚えています。
私は思いました。
「主は、私に何をさせようとしておられるのだろう?」
店に入って、箱をひとつ買いました。
それを持って外へ出て、こう思ったのです。
「この角で説教しよう。」
そこで箱の上に立ちました。
しかし……何を語ればよいのか、まったく思い浮かばなかったのです。
土曜日になると、田舎の人たちは町へ出て買い物をしますから、あたりには人が集まっていました。
ライト兄弟が言いました。
「丘の上へちょっと用足しに行ってきますよ、ブラナム兄弟。卵をある人のところへ届けなければならないんです。」
「一緒に乗って行きますか?」
私は言いました。
「ええ、行きましょう。」
丘を上って行くと、大きな白い教会が丘の上に建っていました。
私は言いました。
「見てください。なんて立派な教会でしょう。」
彼は答えました。
「ええ……でも、あの教会には残念なことがあってね。」
「あれはバプテスト教会なんですが、牧師が問題を起こしてしまったんです。」
そしてこう言いました。
「それで教会は衰えてしまいました。それ以来、牧師はいません。」
「町がその建物を管理しています。会衆は皆、ほかの教会へ移ってしまいました。」
5. 「立ち止まりなさい。」
私はそこへ行ってみましたが、扉は鍵がかかっていました。
私は言いました。
「ライト兄弟、先に行っていてください。しばらくしたら戻ってきて、私を迎えに来てください。」
彼が去ってから、私はその場にひざまずいて祈りました。
「主よ、もし私をこの教会で用いようとしておられるなら、この扉を開いてください。」
祈っているうちに、立ち上がると、誰かが近づいてくる足音が聞こえました。
ひとりの男性でした。
彼が言いました。
「こんにちは!」
私は答えました。
「こんにちは。」
彼は言いました。
「あなたが祈っているのを見ましたよ。」
私は言いました。
「はい。私は伝道者でして……この階段で祈っていたのです。」
彼が言いました。
「中に入りたいのですか?」
私は言いました。
「はい、入りたいのです。」
すると彼は言いました。
「鍵を持っていますよ。」
私は思わず言いました。
「ありがとうございます、主よ。」
「ありがとうございます、主よ。」
皆さん、これを信じますか?
そうです。そうです。
主は生きておられるのです。
6. 三百人か四百人は座れそうな教会でした。
私は前へ歩いて行き、頭を垂れて祈りました。
それから尋ねました。
「この建物は、どなたの所有ですか?」
彼は言いました。
「町のものですよ。」
「私はただ、ここを管理しているだけです。」
「使うのは葬式くらいですね。」
私は言いました。
「ここでリバイバル(集会)を開けないでしょうか?」
彼は言いました。
「町の役人に聞いてみてください。」
そこで私は役所へ行って尋ねました。
するとその人は言いました。
「いいですよ。ただし、メーターを取り付けるならね。」
私は言いました。
「私は公益事業会社で働いています。自分でメーターを取り付けますよ。」
彼は言いました。
「それなら、いいでしょう。」
私はメーターを取り付けました。
そして、この町でリバイバルを開くと告知しました。
最初に声をかけた人のことは、今でも忘れません。
私は言いました。
「集会を開きます。来てくださいますか?」
その人は言いました。
「ここじゃ、みんな鶏を飼ってるんだ。教会に行く時間なんてないよ。」
私は言いました。
「少しの間だけ、鶏をほっておいて、集会に来られませんか?」
7. 「そんなことに割く時間はないよ。」
「自分の商売で手いっぱいなんだ。」
「自分のことは自分でやりな。」
私は言いました。
「お気を悪くさせるつもりはありませんでした、すみません。」
それから十日ほどして――
結局、その人は時間を取らなければなりませんでした。
亡くなったのです。
そして、あの教会の前で葬儀が行われました。
やがて私たちはリバイバルを始めました。
私は森へ出て祈りました。
主がすばらしいメッセージを与えてくださったと感じました。
心が燃えるようで、それを語りたくてたまらなかったのです。
私は思いました。
「今夜はきっと大勢集まるだろう。」
「主が、この町でリバイバルをさせようとしておられるのかもしれない。」
8. そこに誰がいたと思いますか?
ジョージ・ライト兄弟と、その奥さん、そして息子と娘。
会衆は四人だけでした。
それでも私は、主が与えてくださったメッセージを、同じように語りました。
翌晩、ちょっと変わった風体の男が外までやって来ました。
聞けば、元ナザレン教会の信者で、今は信仰から離れてしまった人だと言うのです。
口にはトウモロコシの芯で作ったパイプをくわえ、建物の壁にコツンと打ちつけ、
髪は顔に垂れ下がり、横の歯は抜けていました。
そして中をのぞき込みながら言ったのです。
「ここで“ちびのビリー・サンデー”が説教してるって聞いたが、どこにいるんだ?」
ライト兄弟が奥へ行って、その男を連れてきて、座らせました。
私はその時、講壇の後ろで聖書を読んでいました。
ライト兄弟が私のところへ来て言いました。
「この辺でいちばん頑固で手に負えない男が、今入ってきましたよ。」
「まあ、荒っぽい男です。」
「名前はウィリアム・ホール。丘の上で花屋をやっています。」
私は言いました。
「主が求めておられるのは、その人かもしれません。」
それで私は説教を続けました。
ライト兄弟が彼のところへ行って言いました。
「前のほうへ移りませんか?」
彼は答えました。
「後ろで十分だ。前はあんたが行きな。」
集会が進み、礼拝が終わるころ――
ホール氏は祭壇の前にひざまずき、神に祈っていました。
今では、彼は私のところで副牧師をしています。
そして今もなお……。
その後、何夜かして癒しが起こりました。
それがきっかけで、人々が集まり始めたのです。
やがて、拡声器を木に吊るさなければならないほどになりました。
しかし、それでもまだ――
何かが足りないように思えました。
9. 名前は言いませんが、その教会は「御霊」というものを信じていませんでした。
ただ文字だけを重んじる教会で、こう言うのです。
「御言葉が語るところで語り、沈黙するところでは沈黙する。」
そして彼らは布告を出していました。
あの集会に行った者は、教会から除名し、籍を返して家へ帰す、と。
その若い女性の父親は、その教会の執事でした。
彼女は、私の小さな本を一冊手に入れました。
その女性――いま二十五歳ほどですが、
名前はジョージー・カーター嬢と言います。
彼女は、九年八か月の間、ベッドから一度も頭を上げたことがありませんでした。
結核でした。
便器を差し込むことさえできず、
ゴムのシートを敷き、その上にドローシートを置いていたのです。
(ライアン兄弟、ご存じでしょう。あのシートをこうやって引くのです。)
九年八か月のあいだ、
外の世界を一度も見たことがありませんでした。
窓の外さえ、見たことがなかったのです。
誰かが私のところへ来て言いました。
「彼女のために祈りに行ってはいけません。」
「でも、彼女はあなたを呼んで泣いているのです。」
その言葉を聞いた瞬間――
それこそ、私が会いに行くべき人だと感じたのです。
10. 「いや、あんな惑わす者を来させるわけにはいかない」と言ったのです。
しかし、私がリバイバルを終えて町を去ろうとしたとき、
彼女の父親は「それなら自分が家を出る」と言い、
母親も「娘のためなら、自分も出る」と言いました。
おそらく、牧師の許可を得たのでしょう。
とにかく、私が家へ行くことを認めたのです。
私は彼女に会いに行きました。
かわいそうなその子は、私の小さな本をそばに置いていました。
ベッドの背の部分は、彼女が何度も手を回してつかみ、
泣きながら解放を祈ったため、
塗装がすっかりはげていました。
けれども、彼女の教会は「神の癒し」を信じていませんでした。
彼女はその本を読み、
新聞で、ある少女が幻を通して癒されたという記事を見たのです。
そして――
自分も癒されたいと願ったのです。
11. 私が部屋に入ると、彼女は言いました。
「ブラナム兄弟、あなたが来てくださるなら、イエス様が私を良くしてくださると信じています。」
私は言いました。
「姉妹、もし主があなたを癒してくださったなら、主に仕えますか?」
彼女は答えました。
「心から、仕えます。」
彼女の細い腕は、痰壺さえ自分で持ち上げることができませんでした。
持ち上げようとすると、
「うっ……うっ……うっ……」
と息を詰まらせ、
誰かがその器を支えなければならなかったのです。
そして、
「うっ……うっ……」
と苦しそうに痰を吐く――
それが彼女の状態でした。
私はひざまずいて、彼女のために祈り、
それから部屋を出ました。
12. 三、四晩の集会を開いたのです。
その町には、全身浸礼(バプテスマ)を信じない別の牧師がいました。
私は川で何人かにバプテスマを授ける予定でした。
その牧師は、テントでリバイバルをしていましたが、こう言ったのです。
「もし私の教会の者が一人でも、あの“気違いの神の癒し屋”のいる教会に足を踏み入れたら、」
「私はその者を即刻、教会から除名する。」
そしてこうも言いました。
「まったく、あの男は水の中でお前たちを溺れさせるぞ。」
その日の午後、私はバプテスマ式を行うために行きました。
小さなジョージーに、私は言いました。
「姉妹、私はあなたのために祈ることはできます。それしかできません。」
彼女は言いました。
「あのネイルという女の子にしてあげたように、私にもしてくれませんか?」
私は言いました。
「いいえ、あれは幻でした。まず幻を見なければならないのです。」
そして言いました。
「もし主が再び私をあなたのもとへ遣わされるなら、戻ってきます。
でも、あなたは良くなると信じていますよ。」
そう言って、彼女の信仰を励ましたのです。
13. コリードンの近くにいる皆さんなら、その場所をご存じでしょう。
そこへ行くと、あの牧師は自分の集会を終え、
会衆はみな川岸に立っていました。
私は川の中へ歩いて行きました。
ああ……なんという栄光の感覚でしょう。
水があちこちに跳ね、きらめいていました。
その日の午後、私はおよそ五十人にバプテスマを授けました。
そして、そこに立っていると――
まるで天使たちが、木々の枝一つ一つに座っているかのように感じられたのです。
14. 「神がヨハネを遣わしてバプテスマを授けさせたように……」
そして言いました。
「全世界に出て行き、すべての国の人々を弟子としなさい。そして彼らにバプテスマを授けなさい。信じる者には、これらのしるしが伴う。」
ちょうどその時でした。
聖霊が岸辺を一気に吹き渡ったのです。
すると、その牧師の会衆が、
そのままの服装で、叫びながら川へ入って来ました。
私はその日の午後、彼ら全員にバプテスマを授けました。
一人残らずです。
これは本当です。事実です。
絹のドレスを着た女性たち、
若い娘さんたち、
父親や母親、
そして子どもたちまで――
ほとんど日が暮れるまで、私はバプテスマを授け続けました。
ついには、人に引き上げてもらわなければならないほどでした。
その夜は、バプテスト教会で集会がありました。
私はライト兄弟たちと夕食をとるために行きました。
ライト兄弟の奥さんは、本当に料理上手でした。
ずっと奥まった田舎に住んでおられます。
けれど私は言いました。
「今は夕食はいりません。」
「祈りに行きます。主が祈るようにと促しておられるのです。心に重くのしかかるものがあります。」
ライト兄弟は言いました。
「夕食の鐘を鳴らしたら来てください、ブラナム兄弟。」
「急がなければなりませんから。」
私は言いました。
「わかりました。」
15. とげのある草が刺さったり、
地面が硬すぎたりするように感じたことはありませんか?
そんな時こそ、押し進める時です。
それは悪魔が、あなたをそこから引き離そうとしているのです。
進み続けなさい。
正しいことをしている限り、間違ったことはできません。
こちらへ進んでいるなら、同時に反対へは行けないのです。
私は、祈ることが正しいと知っていました。
だから祈り続けました。
風が吹き、草のとげが顔に当たりました。
でも私は言いました。
「ありがとうございます、主よ。」
そして祈り続けました。
やがて、御霊の中に“入り込んで”しまいました。
御霊の中に没入したことはありますか?
早口で話してしまってすみません。
燃える茂みのように話しているかもしれませんが、急いでいるのです。
私は御霊の中に深く入り込み、
自分がどこにいるのか、ほとんど分からなくなりました。
夕食の鐘が鳴るのが聞こえました。
でもその時は、神とともにいることがあまりにも甘美で、
夕食のことなど考えられませんでした。
鐘は何度も鳴りました。
外が暗くなってきているのも分かっていました。
それでも私は祈り続けました。
「主よ、あなたの恵みに感謝します。」
16. ふっと、あたりが静まりました。
「もう起きて、向こうへ戻ろう」と思いました。
「最初の人たちはもう食卓を離れているだろう。」
そして言いました。
「ありがとうございます、主よ。」
目を開けると――
小さなハナミズキの茂みの向こうから、
まっすぐ私の上に光が差し込んでいました。
エメラルドのような、少し黄色みを帯びた光でした。
そして、森の奥深くから響くような、
深く大きな声が語りました。
「カーター家のほうへ行け。」
それで十分でした。
それですべてが決まりました。
私は飛び上がり、叫びながら走り出しました。
森の中では、私を探すために捜索隊まで出ていたのです。
私は柵を飛び越え、野原を駆け抜け、
そのままライト兄弟の腕の中へ飛び込みました。
彼は言いました。
「ビリー兄弟、母さんが一時間もあなたの夕食を待っていますよ。」
「丘のあちこちで、あなたを探していたんです。」
17. 「ライト兄弟、夕食はいただきません。」
「ジョージー・カーターは、あと数分のうちに完全に癒されます。」
彼女の家は、そこから約八マイル離れていました。
彼は言いました。
「えっ、なんですって?」
私は言いました。
「はい。主はこう言われます。」
彼は言いました。
「彼女が起き上がるということですか?」
私は言いました。
「私がそこへ着きしだい、彼女は正常になり、完全に良くなります。」
彼は言いました。
「一緒に行ってもいいですか?」
私は言いました。
「ええ、もちろんです。」
そこにはテキサスから来ていた一人の男性がいました。
妻を連れて来ていて、彼女は癒されたばかりでした。
彼は数週間前に、ネイルという少女が癒されたのも見ていました。
彼が言いました。
「ブラナム兄弟、私も一緒に行ってよろしいですか?」
私は言いました。
「ええ、どうぞ。」
彼は言いました。
「でも、あの骨のかたまりみたいな小さな子が……?」
私は言いました。
「あと数分のうちに、癒されます。」
私たちは車に飛び乗り、出発しました。
神は、両方の側で働かれるのです。
あなたはそれを信じませんか?
18. ペテロは牢にいましたが、主の御使いはそこにおられました。
わかりますね、私が言いたいことは。
その頃――
カーター夫人、ジョージーの母親ですが……
もしよければ、皆さん手紙を書いてあげてください。
彼女は非常に批判的な人でした。
けれど――
小さなジョージーは泣きながら、こう約束していたのです。
「もし今日の午後、癒されたなら、川へ行ってバプテスマを受けます」と。
しかし彼女は、九年八か月の間、
一度もベッドから頭を上げたことがありませんでした。
その時、彼女はベッドに横たわり、泣いていました。
母親はすっかり疲れ果てていました。
まだ比較的若い女性でしたが、
昼も夜もベッドのそばに座り続けたために、
髪は白くなり、体は震えるようになっていました。
わずかな睡眠をとる以外は、ずっとそこにいたのです。
その母親が台所へ行き、ひざまずきました。
「おお、神さま……」
本当に心からでした。
ただ、間違って教えられていただけなのです。
「おお、神さま。」
「中にいる、あのかわいそうな娘を憐れんでください。」
「死ぬのも間近な、あの子を……。」
そしてこう言いました。
「あの詐欺師が、この町を通って来て、自分は何かだと言い張り……」
「娘をすっかり混乱させてしまいました。」
「神さま、どうか憐れんでください。」
そう言って祈り始めたのです。
19. 私は知りませんでした。これは彼女の言葉です。
彼女はこう言いました。
「私は涙をぬぐいながら、こうして頭を上げました。」
「娘は隣に住んでいました。皆、良い人たちです。」
「その時、夕日が西に沈みかけていて、光が壁に差し込んでいました。」
「すると、壁を伝って、影が下りてくるのが見えたのです。」
最初は、娘が家の裏を回って来たのだと思ったそうです。
しかし、その影が自分のところまで来た時――
彼女は言いました。
「それは主イエス・キリストでした。」
「そのお方が、すぐ近くまで歩み寄られ、こう言われたのです。
『これは誰だ?』と。」
そして、彼女はこう言いました。
彼らが見ると――
高い額をし、胸に聖書を抱えた私が、
家の中へ歩いて入って来るのが見えた、と。
彼女は言いました。
「ああ、いけない……わ、私は……眠っているのだわ。」
彼女は一度も幻を見たことがありませんでした。
「私は……眠っているのだわ。」
そう思い、彼女はジョージーのところへ駆け込みました。
「ジョージー、さっき台所で祈っていたら、壁に影のようなものが見えたの。」
「イエス様のように見えたのよ。」
「そしてブラナム兄弟が来るのが見えたの。」
「二人の男の人が後ろにいて、胸に聖書を抱えていたわ。」
ちょうどその時――
外でドアが閉まる音がしました。
そしてそこへ、
私と、その二人の男が入って来たのです。
20. ああ……なんということでしょう。
兄弟よ、自分がどこに立っているのか、本当に分かるまでは、
あの感覚は決して分かりません。
その時には、地獄のあらゆる悪魔も、それを止めることはできません。
何ものも止められないのです。
自分がどこにいるのか、はっきり分かっているからです。
私はポーチへ歩いて行きました。
そして――
まるで自分の体から抜け出し、
自分の体がドアを開けて中に入るのを見ているように感じました。
そこに、あの小さな少女が横たわっていました。
母親は、その場に崩れ落ちて気を失いました。
私は彼女のベッドのそばへ歩み寄りました。
そして言いました。
「ジョージー姉妹、あなたがずっと愛し、信頼してきた主イエスご自身が、森の中で私に会われ、あなたのもとへ行くようにと告げられました。そして、あなたは良くなる、と。」
「ですから、たった今、森で私に与えられた使命に従い、あなたの手を取り、こう言います。」
「イエス・キリストの御名によって、立ちなさい。そして癒されなさい。」
21. 骨と皮ばかりの体でした。
立てるはずなどありません。
立つどころか――
彼女は跳ね上がるように立ち上がり、
声の限りに叫んだのです。
人々も叫び始めました。
彼女は完全に正常で、完全に健康でした。
母親は気を失い、
姉は駆け込んできました。
何が起こったのか分からず、
髪を振り乱しながら道へ飛び出し、
何かが起きたと叫びました。
父親は、納屋から小さな容器に牛乳を入れて持って帰るところでした。
するとピアノの音が聞こえたのです。
何事かと家へ駆け込みました。
そこには――
九年八か月、ベッドから一度も動いたことのなかった娘が、
ピアノの前に座り、こう弾いていました。
「イエスよ、十字架のそばに置きたまえ。
そこには尊い泉があり、すべての人に開かれている。
カルバリから流れる癒しの流れが。」
完全に正常で、完全に健康でした。
やがてマレンゴ・バプテスト教会の牧師や、
ほかの人々も駆けつけました。
彼女は庭へ走り出し、
木の葉を祝福し、
草を祝福しました。
あまりにも嬉しくてたまらなかったのです。
兄弟姉妹よ、
それはおよそ六年前のことです。
今夜も、ジョージー・カーターは
ミルタウン・バプテスト教会でピアノを弾いています。
私は今もそこの牧師です。
手紙を書いてあげてください。
ミス・ジョージー・カーター、インディアナ州ミルタウン。
彼女自身の証しを聞いてみてください。
あの夜、ジョージーを癒された同じイエス・キリストが、
今夜ここにおられます。
神の御前に立っている一人ひとりのために、
同じことをなさるために。
あなたはそれを信じますか?
22. おお神よ、今この神の御前にいる一人ひとりに油を注いでください。
神の力が、ここで待ち望んでいるこの小さな群れを満たしますように。
そこに座っている男女の顔からは汗が流れています。
主よ、彼らは忠実です。
あなたが御言葉に対して主権を持っておられることを、私は知っています。
私たちは、信じるとおりにしか癒されません。
しかし、もし御心ならば、主よ、
神の御使いたちが列ごとに座り、
今夜ここを行き来し、
この壇上を巡り、
会衆の中を歩き回ってくださいますように。
そして、私が証ししているそのお方から、
一人ひとりが神の触れを受けますように。
神よ、今夜が、私たちの生涯で見た中で
最も偉大な夜となりますように。
神の力がこの建物を包み込み、
扇であおぎながら忠実に待っているこの人々の上に、
御霊が臨み、
今夜この建物にいるすべての人を癒してください。
永遠の神よ、あなたの御子イエス・キリストの御名によって、
これを願い求めます。アーメン。
愛する兄弟姉妹よ、祈ってください。
神は今夜、私たちのために何かをしてくださると、私は信じています。
23. ただ待ち、見守っていてください。
そして、ほんの数分前に祈ったその答えとして、
聖霊があなたに最初に触れられた瞬間、
立ち上がって神に栄光を帰してください。
ここで物事が進んでいる間も、
神は御霊によってご自分の民の中を動いておられます。
神が誰かのために何かをなさったら、
あなたも立ち上がり、自分の癒しを受け取りなさい。
言っておきますが、もしそうするなら、
この建物に栄光の波が押し寄せるでしょう。
そして聖霊がその中に降る時――
それが水がかき乱される時です。
その時に、すぐに踏み出して、あなたの分を受け取りなさい。
私は皆さん一人ひとりに直接仕えることはできません。
しかし聖霊は、同時に全員に触れることがおできになります。
それを信じませんか?
それなら、この建物を出る時、
それを神に委ねなさい。
証ししなさい。
心から信じなさい。
それにしっかりとすがりなさい。
そして、何が起こるか見なさい。
神は答えてくださいます。
アーメン。
あなたはそれを信じますか?
24. よろしい。それでは、ここから始めましょう。
Fの51番から配っていますね。
では、51、52、53、54、55……できるだけ詰めて並んでください。
どのくらい入れますか……
10人以上入れますか?
よろしい、まず最初の10人から始めましょう。
51番から60番まで。
その列が少し進んで、空きができたら、すぐ次を入れてください。
61、62、63、64、65……70番まで。
その列が進んだら、そのまま80番まで続けてください。
そうしているうちに、皆さん全員が正しい位置に入り、
聖霊がこの建物の上に降り、
一人ひとりが癒される備えが整うはずです。
さあ、バクスター兄弟、お願いします。
よろしい、それではすぐ始めましょう。
案内係の人たちが並ばせていますから、その間に準備してください。
さあ、始めましょう。
25. それが真実だと信じますか? すばらしい。
今週、癒しを受けたと分かっている方は何人いますか?
手を挙げてみてください。会衆のどこでも。
ご覧ください、バクスター兄弟。私はそれが本当だと知っています。
今夜、神から癒しを受けると信じている方は何人いますか?
手を挙げてみてください。
神は決してあなたを拒まれません。
拒むことなどできません。
なぜなら、神だからです。
さて、ここに座っている皆さんを見渡すと――
友よ、こちらを見ると……
車椅子が一つ、二つ、三つ……
四つありますね。
そして……五つ目、こちらにも一つあります。
26. 自分の状況が特別だとは思わないでください。
あなたがすべきことは、これです。
自分の癒しを受け入れることです。
「私は今、癒されました。
今この瞬間、癒されました。」
そう言いなさい。
そして、それを信じ続けなさい。
もし、立ち上がるのに十分な信仰を働かせるなら、
神がそれを私に示してくださいます。
その時、立ち上がるのです。
あの夜、あちらに座っていたあの婦人のように。
覚えていますか?
車椅子に座っていたあの婦人を。
私は彼女を見ました。
医者にも行っていたことを示されました。
すると次の瞬間、彼女が歩いているのが見えたのです。
私は言いました。
「立ちなさい。終わりました。」
神が彼女を完全にしておられたからです。
今、祈りの中に入りなさい。
私たちが祈る間、敬虔に静まりなさい。
よろしい。
27. すべてを整えているだけです。
私は信じています。あなたもそうでしょう?
今夜、何かが起こると信じています。
私はそれを待ち望んでいます。
感じているのです。
さて――
こんにちは、あなた。
今、信じますか?
よろしい。信仰を持ちなさい。
こちらの皆さんも信じますか?
この列の方も、後ろの方も、心から信じますか?
よろしい。それでいい。
さて、兄弟。
話したあとというのは、少し体が震えるのです。
人間的な緊張というものでしょうね。
そういうものです。
ですが、とにかく――
主の御使いの油注ぎに入るために、
自分を静めなければなりません。
今言っておきますが、
その御使いそのものがあなたを癒すのではありません。
それはあなたの癒しとは直接関係がありません。
ただ、あなたの信仰を高めるためかもしれません。
そのようなものです。
あなたと私は、おそらく初対面でしょう。
これまでお会いしたことはないと思います。
私はあなたを知りません。
(テープ欠損)
28. 何か……ここ(頭のあたり)に問題がある。
副鼻腔(サイナス)ですね。そうでしょう?
今、そのように座っているのが見えます。
それに、急に弱くなることもありますね?
ぐっと力が抜けるような。
それから――
あなたは牧師ですね。
福音の奉仕者です。
それが見えます。
そして心臓にも問題があります。
息苦しくなるでしょう?
胸を押さえるのが見えます。
そうですね、牧師の兄弟?
少しこちらへ来てください。
私たちは兄弟です。
29. この愛する兄弟のために憐れみを求めます。
今ここにおられるあなたの御霊が、
この兄弟を祝福し、
彼の上に臨み、癒してくださいますように。
今夜から後、
二度と悩まされることがありませんように。
イエス・キリストの御名によって。
アーメン。
兄弟、神があなたを祝福されますように。
さあ、行きなさい。健康になりなさい。
「神に賛美あれ」と言いましょう。
ああ……。
今、振り向いたとき、
まるで強い引きのようなものを感じます。
あなたは手術を受けましたね。
もし違っていたら言ってください。
私が見たとき……
体を覆われていましたが、
何か取り除かれたのではありませんか?
肋骨か何か。
――七本の肋骨を取られましたね。
外科医が振り向くのが見えました。
背の高い、やせた男性が手術をしていました。
そうでしょう?
顔には白い覆いをしていました。
手術台の周りには何人かいました。
金髪の看護師が、
片側へ下がるのが見えます。
それ以来、神経が弱く、体も弱いですね?
療養所にも行きましたが、
何も良くならなかった。
それは本当ですか?
こちらへ来てください。
30. このかわいそうな、死にかけている女性が、
祝福を受けるために近づいてきました。
私は思います。
あなたなら、どうなさるでしょうか?
父よ、あなたは彼女に手を置き、
その悪霊を叱責されるでしょう。
そうすれば、彼は従わなければなりません。
今、あなたは高きところに昇られ、
人々に賜物を与えられました。
彼女は祈られてきました。
主よ、彼女の信仰は、必死に信じようとしています。
しかし、死ぬ前に、主よ、どうか助けてください。
サタンよ、
私はイエス・キリストを信じる者として、
カルバリにおける主の身代わりの苦しみを代表する者として、
イエス・キリストの御名によって命じる。
この女性から出て行け。
今夜ここから去り、
食べられるものを食べなさい。
数日後に体重を量り、
あなたの証しを書いて送ってください。
姉妹よ、神があなたを祝福されますように。
それから、もう一つ。
あなたは子どものころから、視力に問題がありますね。
片方の目が……(テープ不明瞭)
上のほうへ動く……(不明瞭)
(テープ欠損)
彼女に、幻で見たことを少し伝えただけです。
「主を賛美しましょう」と言いましょう。
さあ、次のご婦人をどうぞ。
皆さん、できる限り静かに、敬虔にいてください
31. ほら、ここに触れてみてください。
分かりますか?
今、感じるでしょう。
それが、まっすぐ私の心臓のあたりまで来るのです。
「ブルルル…」というような振動のようなものです。
それが、がんです。
それは生きているのです。
さて、聖書はこう言っています……。
あなたを見ていると、
そのがんは喉にありますね?
そうでしょう?
はい、奥様。
どこにあるか、見えます。
もちろん外からは分かりませんが、
幻によって分かるのです。
不思議ではありませんか?
ほかの人がそこに手を置いても、何も起こらない。
しかし、あなたがここへ来て手を置くと、
そこにそれが現れる。
そうでしょう?
つまり、ここには「何か」があるのです。
私に油注ぎを与え、
あなたのどこが悪いかを知ることができる「何か」が。
そうですね?
それは何かと言えば――
私が皆さんにお見せした、主の御使いの写真を覚えていますか?
ご覧になりましたね。
今、ここにあるのは、それです。
ええ。
ここでお見せした写真に、
私が立っていたその上に、
あの御使いの姿が写っていましたね。
32. がんです。
あなたがここに手を置くと、
触れ合った瞬間に、何かが跳ね返るように感じます。
それは何か?
あなたの中にあるがんと、
ここにおられる主の御使いとの反応です。
それはあなたをつかまえていようとし、
神はあなたを癒そうとしておられる。
私はそれを追い出すことはできません。
しかし、あなたのイエス・キリストへの信仰が、
それを去らせるのです。
がんは「命」です。
では、がんとは何か?
それは細菌、
細胞が異常に発達したものです。
今、それはあなたの首にあり、
血を吸い取り、
やがてあなたの命を奪おうとしています。
さて、神の癒しという観点から言うなら、
もしあなたががんそのものだったなら、
私はその命を呼び出し、
あなたの体は倒れ、やがて腐って消えていくでしょう。
がんが去ると、
最初の数日は素晴らしく感じるでしょう。
喉も楽になります。
しかし、その後、以前よりも悪く感じることがあります。
大きな塊を吐き出したりすることもあります。
多くの人は、その時にこう言います。
「癒しを失ったのではないか」と。
でも、そう信じてはいけません。
もしそれが去ったなら、
証しし続けなさい。
イエスはあの人に言われました。
「あなたの息子は生きている。」
その人は、イエスの言葉を信じました。
同じです。
あなたも、告げられたことを信じなさい。
33. あなたの問題やあなたの人生について、
私が知らないはずのことを見分けることができたなら、
それが真実であるとあなたは分かるでしょう。
では、今から語ることも真実になるはずですね?
知らずに語ったことが真実なら、
今、知って語ることも真実でしょう?
そうですね?
もう一度、ここに手を置いてください。
よく見ていてください。
手の位置が問題なのではありません。
どこに置いても同じなのです。
聖書にはこうあります。
「二人または三人の証人の口によって、すべてのことは確立される。」
そうですね?
あなたは私にとって見知らぬ人です。
私はあなたを知りません。
あなたが私の手に触れた瞬間、
何かが現れました。
そして私は、それが何かを告げました。
それが一つ目の証しです。
今、あなた自身が見ています。
よく見てください。
近くに来て、よく観察してください。
ほら、こうして強まったり、弱まったりします。
今、弱まっていますね。
消えかけています。
また来ました。
見えますか?
波のようです。
そのがんが反応しているのです。
その中にある細菌の命が反応している。
それは霊的なものです。
なぜなら、ここに、
あなたと私の近くに、
あなたの信仰によってそれを去らせることのできる存在が立っているからです。
34. あなたは自分にがんがあることを知っていますね。
とても神経が高ぶり、動揺してきました。
私はあなたの心を読んでいるのではありません。
でも、何を言っているか分かっていますね?
言葉にしなくても分かるでしょう。
今、私がしようとしているのは、
それを去らせることです。
これから祈ります。
会衆の皆さんには、頭を下げてもらいます。
あなたは私の手を見ていてください。
もしそれが消えたら、あなたは癒されています。
それで三つの証しになります。
もしそのままなら、まだがんが残っています。
覚えていてください。
私はそれを去らせることはできません。
あなたが見るようにお願いするのは、
がんを持っているのはあなた自身だからです。
もしそれが出て行けば、
がんは体の外に出ることになります。
あなたの信仰だけが、それを去らせるのです。
私が祈っている間、信じてください。
私の手を見ていてください。
何か動きがあるかどうか。
もし振動が止まり、
腫れが引き、
こちらの手と同じように普通になれば、
あなたは癒されています。
もしそうでなければ、まだです。
私は何もできません。
これから先は、あなたの信仰です。
会衆の皆さん、頭を下げてください。
天の父よ、
ここにいるこの小さな女性と、
私の手を見つめている奉仕者たちが、
あなたがキリスト、神の御子であることを知り、
あなたのしもべが真実を語っていることを知るために――
あなたは預言者モーセに言われました。
「その二つのしるしによって、彼らは信じるであろう」と。
しかし、ここにいる人々は、
しるしがなくてもあなたを信じています。
父よ、
このままでは長く生きられないことを私たちが知っている
この哀れな女性を憐れんでください。
主イエスの御名によって、
彼女を癒してください。
彼女の癒しを求めます。
アーメン。
35. 止まっていません。まだ動いています。
そうですね、奥様?
さっきと同じです。
会衆の皆さんにも言います。
まだ止まっていません。まだ続いています。
私はそれを止めることはできません、姉妹。
(テープ不明瞭)
しかし、今、よく見てください。
(テープ欠損)
神の御子イエス・キリストの苦しみによって与えられた権威をもって命じる。
この女性から出て行け。
(テープ欠損)
皆さん、私はただ大声で話しているのではありません。
耳をつんざこうとしているのでもありません。
しかし時には、悪霊が従わないことがあります。
その時は、追い出さなければならないのです。
もし素直に出て行くなら、それでよい。
家に来て、「出て行け」と言ったら出て行くなら、それでよい。
しかし、放り出さなければならない場合は、違います。
そういうものを甘やかしてはいけません。
さあ、次の方を。
36. 主はすばらしいお方ではありませんか?
もし今夜、主がここに立っておられ、
私のこのスーツを着ておられたとしても、
今あなたのためにしておられる以上のことはなさらないでしょう。
主はあなたのどこが悪いかをご存じでしょう。
それを告げることもできるでしょう。
しかし主はこう言われました。
「子は、父が示されること以外には、自分からは何もすることができない。」
そうですね?
そして主は言われました。
「わたしがしていることを、あなたがたもするようになる。」
ナタナエルが主のもとへ来た時のことを覚えていますか?
主は彼に言われました。
「わたしはあなたを知っている。あなたは真実な人だ。」
(言い換えれば、信仰の人だ。)
ナタナエルは言いました。
「いつ、わたしを知ったのですか?」
主は答えられました。
「ピリポがあなたを呼ぶ前、あなたが木の下にいた時、わたしはあなたを見た。」
主は何をなさったのですか?
幻によって彼を見たのです。
そうでしょう?
37. 私はあなたを知っているとは思いません。
私たちは見知らぬ者同士ですね?
あなたのことは何も知りません。
本当に、何一つ。
あなたはどこから来ましたか?
オンタリオ、カナダから。
私たちは何百マイルも離れた場所に生まれ、
年も違う。
人生で一度も会ったことがありません。
もし私があなたについて何か知るとしたら、
それは超自然的な力によるほかありません。
そうですね?
バクスター兄弟、あなたはこの娘さんを知っていますか?
彼もカナダ出身です。
イエス・キリストを通してなら、
私たちは同じ土台に立つことができますね。
そのとおりです。
もう少し近くへ来てください。
あなたはとても弱っているように見えます。
何が悪いのか、私はまだ知りません。
でも、あなたが私に話すように、
私もあなたに話したいのです。
どうか緊張しないでください。
38. 喘息ですね? 喘息の症状ですね。
それで、あなたは病院かどこかで検査を受けましたね? そうでしょう?
お医者さんがあなたの周りに見えます。
ああ、何か別のものが見えます。
あなたは事故にも遭いましたね?
事故に遭ったことがありますね?
自動車事故で怪我をしましたね? 本当ですか?
さて、もう一度戻ってみましょう。
お医者さんのことがありましたね? そうでしょう?
私が話しているのを聞きましたか?
あれは私ではありませんでした。
それは――それは……私ではなかったのです。
私の声で語られていましたが、私がしていたのではありません。
では、私を通して語ったもの、
そしてあなたに告げたこと、それは真実でしたか?
それが真実なら、どうぞ手を上げてください。
あなたが考えていたことではありませんでしたね?
あなたはそれらのことを考えてはいませんでしたね?
では、それは私の心を読んだのではあり得ませんね?
それはもっと奥にさかのぼらなければならないでしょう?
ここにいる誰も知らないことのはずです。
あなた自身でなければ、
あるいはあなたにとても近しい人でなければ知り得ないことです。
39. では、私が神の預言者として真実を語ったと信じますか?
私の言う通りにしてください。
姉妹よ、あなたに手を置きます。
私にも家に小さな娘がいます。
もしその子が病気だったら……そう思うのです。
さて、イエスがカルバリで死なれたときに言われた御言葉を覚えてください。
主はあなたを癒されました。
そして今、あなたは自分でも分かっていますね。
ある超自然的な存在――あなたが主の御臨在だと信じているその御方が、
今ここにおられることを。
そうですね?
わが姉妹よ、
主イエス・キリストの御名によって、あなたを祝福します。
この喘息を取り去ってくださるように。
そして今夜ここを離れ、あの美しい故郷へ帰り、
健やかな女性となり、
生涯にわたり神の恵みを証しする者となりますように。
あなたの証しによって、
あなたの地域に昔ながらのリバイバルが起こされますように。
主があなたを用いてくださいますように。
これらの祝福を、
イエス・キリストの御名によってあなたの上に置きます。
アーメン。
40. そうです、そのとおりです。
さあ、癒された者としてこの壇を降りて行きなさい。
神があなたを祝福してくださいますように、姉妹よ。
さあ、皆で言いましょう。
「神に賛美あれ。」