ルカによる福音書 17章

Luke 章 17
16章
17章
36節
18章
1

イエスは弟子たちに言われた。「つまずきが起こるのは避けられませんが、つまずきをもたらす者はわざわいです。

2

その者にとっては、これらの小さい者たちの一人をつまずかせるより、ひき臼を首に結び付けられて、海に投げ込まれるほうがましです。

3

あなたがたは、自分自身に気をつけなさい。 兄弟が罪を犯したなら、戒めなさい。そして悔い改めるなら、赦しなさい。

4

一日に七回あなたに対して罪を犯しても、七回あなたのところに来て『悔い改めます』と言うなら、赦しなさい。」

5

使徒たちは主に言った。「私たちの信仰を増し加えてください。」

6

すると主は言われた。「もしあなたがたに、からし種ほどの信仰があれば、この桑の木に『根元から抜かれて、海の中に植われ』と言うなら、あなたがたに従います。

7

あなたがたのだれかのところに、畑を耕すか羊を飼うしもべがいて、そのしもべが野から帰って来たら、『さあ、こちらに来て、食事をしなさい』と言うでしょうか。

8

むしろ、『私の夕食の用意をし、私が食べたり飲んだりする間、帯を締めて給仕しなさい。おまえはその後で食べたり飲んだりしなさい』と言うのではないでしょうか。

9

しもべが命じられたことをしたからといって、主人はそのしもべに感謝するでしょうか。

10

同じようにあなたがたも、自分に命じられたことをすべて行ったら、『私たちは取るに足りないしもべです。なすべきことをしただけです』と言いなさい。」

11

さて、イエスはエルサレムに向かう途中、サマリアとガリラヤの境を通られた。

12

ある村に入ると、ツァラアトに冒された十人の人がイエスを出迎えた。彼らは遠く離れたところに立ち、

13

声を張り上げて、「イエス様、先生、私たちをあわれんでください」と言った。

14

イエスはこれを見て彼らに言われた。「行って、自分のからだを祭司に見せなさい。」すると彼らは行く途中できよめられた。

15

そのうちの一人は、自分が癒やされたことが分かると、大声で神をほめたたえながら引き返して来て、

16

イエスの足もとにひれ伏して感謝した。彼はサマリア人であった。

17

すると、イエスは言われた。「十人きよめられたのではなかったか。九人はどこにいるのか。

18

この他国人のほかに、神をあがめるために戻って来た者はいなかったのか。」

19

それからイエスはその人に言われた。「立ち上がって行きなさい。あなたの信仰があなたを救ったのです。」

20

パリサイ人たちが、神の国はいつ来るのかと尋ねたとき、イエスは彼らに答えられた。「神の国は、目に見える形で来るものではありません。

21

『見よ、ここだ』とか、『あそこだ』とか言えるようなものではありません。見なさい。神の国はあなたがたのただ中にあるのです。」

22

イエスは弟子たちに言われた。「あなたがたが、人の子の日を一日でも見たいと願っても、見られない日が来ます。

23

人々は『見よ、あそこだ』とか、『見よ、ここだ』とか言いますが、行ってはいけません。追いかけてもいけません。

24

人の子の日、人の子は、稲妻がひらめいて天の端から天の端まで光るのと、ちょうど同じようになります。

25

しかし、まず人の子は多くの苦しみを受け、この時代の人々に捨てられなければなりません。

26

ちょうど、ノアの日に起こったのと同じことが、人の子の日にも起こります。

27

ノアが箱舟に入るその日まで、人々は食べたり飲んだり、めとったり嫁いだりしていましたが、洪水が来て、すべての人を滅ぼしてしまいました。

28

また、ロトの日に起こったことと同じようになります。人々は食べたり飲んだり、売ったり買ったり、植えたり建てたりしていましたが、

29

ロトがソドムから出て行ったその日に、火と硫黄が天から降って来て、すべての人を滅ぼしてしまいました。

30

人の子が現れる日にも、同じことが起こります。

31

その日、屋上にいる人は、家に家財があっても、それを持ち出すために下に降りてはいけません。同じように、畑にいる人も戻ってはいけません。

32

ロトの妻のことを思い出しなさい。

33

自分のいのちを救おうと努める者はそれを失い、それを失う者はいのちを保ちます。

34

あなたがたに言いますが、その夜、同じ寝床で人が二人寝ていると、一人は取られ、もう一人は残されます。

35

同じところで臼をひいている女が二人いると、一人は取られ、もう一人は残されます。」

37

弟子たちが、「主よ、それはどこで起こるのですか」と言うと、イエスは彼らに言われた。「死体のあるところ、そこには禿鷹が集まります。」