伝道者の書 12章

Ecclesiastes 章 12
11章
12章
14節
1

あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。 わざわいの日が来ないうちに、 また「何の喜びもない」と言う年月が近づく前に。

2

太陽と光、月と星が暗くなる前に、 また雨の後に雨雲が戻って来る前に。

3

その日、家を守る者たちは震え、 力のある男たちは身をかがめ、 粉をひく女たちは少なくなって仕事をやめ、 窓から眺めている女たちの目は暗くなる。

4

通りの扉は閉ざされ、 臼をひく音もかすかになり、 人は鳥の声に起き上がり、 歌を歌う娘たちはみな、うなだれる。

5

人々はまた高いところを恐れ、 道でおびえる。 アーモンドの花は咲き、 バッタは足取り重く歩き、 風鳥木は花を開く。 人はその永遠の家に向かって行き、 嘆く者たちが通りを歩き回る。

6

こうしてついに銀のひもは切れ、 金の器は打ち砕かれ、 水がめは泉の傍らで砕かれて、 滑車が井戸のそばで壊される。

7

土のちりは元あったように地に帰り、 霊はこれを与えた神に帰る。

8

空の空。伝道者は言う。すべては空。

9

伝道者は知恵ある者であった。 そのうえ、知識を民に教えた。 彼は思索し、探究し、多くの箴言をまとめた。

10

伝道者は適切なことばを探し求め、 真理のことばをまっすぐに書き記した。

11

知恵のある者たちのことばは 突き棒のようなもの、 それらが編纂された書は よく打ち付けられた釘のようなもの。 これらは一人の牧者によって与えられた。

12

わが子よ、さらに次のことにも気をつけよ。 多くの書物を書くのはきりがない。 学びに没頭すると、からだが疲れる。

13

結局のところ、 もうすべてが聞かされていることだ。 神を恐れよ。神の命令を守れ。 これが人間にとってすべてである。

14

神は、善であれ悪であれ、 あらゆる隠れたことについて、 すべてのわざをさばかれるからである。